投資家情報-IR- 株式会社エフアンドエムの投資家情報

株主・投資家の皆さまへ

株主・投資家の皆様には、日頃より温かいご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

第33期(2023年3月期)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限が緩和され、社会経済活動の正常化が進んだことにより、個人消費や企業収益は回復基調が見られました。

一方で、世界的な金融引き締め等による海外景気の下振れが国内景気を下押しするリスクとなっており、ウクライナ情勢に起因した物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

このような経済状況のもと、当社グループは引き続きテレワークや時差通勤、オンラインでの商談や顧客フォローなどを推進することで、従業員及び顧客等の安全確保を優先するとともに、主要事業の会員数の増加およびサービス内容の拡充と業務の効率化に取り組んでまいりました。

アカウンティングサービス事業におきましては、各生命保険会社が新入社員向けに随時行っている研修への参加などで営業機会を得ました。また、既存顧客に対するフォロー活動に注力いたしました。

コンサルティング事業におきましては、地域金融機関等と新たな連携契約の締結を進めると共に、好連携事例の共有や勉強会を開催することなどにより、より多くの営業機会の確保に努めました。会員企業向けには、全てのサービス提供が人を介して行われる属人的な体制からの脱却を目指したサービス提供体制の構築を進めております。「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」をはじめとした補助金受給申請支援については、申請を希望する多くの企業様のご支援をすることができました。

ビジネスソリューション事業におきましては、アラカルト型 人事労務クラウドソフト「オフィスステーション」の販売に注力しました。社会保険労務士事務所マーケットの深耕については、大規模事務所向けのパッケージプランの提案を進めました。また、特に大規模事務所からのニーズが強かった事務組合機能をリリースしプロダクトの機能強化を図りました。企業向けにはカスタマーサクセスを稼働させることで、引き続き一社あたりのユーザー数を増大させることに加え、クロスセルの取り組みに注力しました。こうした背景もあり、最新のデロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社による『HRTechクラウド市場の実態と展望 2022年度版』では、労務管理クラウド出荷社数で3年連続シェアナンバーワンとなりました。

この結果、第33期におきましては、売上高・営業利益共に過去最高を更新することができました。

また、株主の皆さまへの利益還元につきましては、通期では4円増配の1株当たり34円となりました。当社グループは財務体質の健全性は保ちつつ、持続的な成長に向けた投資及び株主の皆さまへの安定的かつ継続的な利益還元を両立させてまいります。

引き続きあらゆる面でのコスト競争力を高めるとともに、ストック型ビジネスの強みを最大化させつつ、新たな営業チャネルやマーケティング手法の確立により、更なる成長軌道の基盤作りに努めてまいります。株主・投資家の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社エフアンドエム 代表取締役社長 森中 一郎

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