Interview 社員インタビュー アーカイブ

  • 2004年入社

    経営・財務・人材コンサルティング事業部

    伊藤 亮

    やりがい
    財務改善指導では、まず初めにクライアントの社長と一緒に事業計画書を作ります。そして、その作った事業計画書を銀行に承諾してもらわなければならない。これが第一難関なんですが、ここを社長と一緒に突破できたとき、まず一つ目の達成感や爽快感があります。次に、事業計画書が受理されてその先に話が進むようになると、社長から「一緒にメシに行こう」と誘われることがあります。その時、社長が『こんなことをしたい』とイキイキと自分の夢を語ってくれたり、財務の心配ではなく、前向きな悩みを打ち明けてくれたりするときは、やりきって良かったなと感じます。

    その後、予想を上回る売り上げを稼いでくださったり利益を計上してくれると、もうどんどん勢いがついてきます。

    それまで毎日毎日銀行やリース会社への説明に追われ「どうしよう。どうしよう。」と悩んでいたマイナスのオーラから、「明日はあの商品を開発しよう。あそこへ営業に行こう。」とプラス思考に変わってこられます。 私にとってもすごく刺激になりますので、これが三つ目の『やって良かったな』と思える瞬間です。
    仕事内容
    社長の煩わしさを解消してあげる、軽減してあげることが私たちの仕事です。

    今、資金繰りに大半の時間を費やしている経営者も、会社経営をスタートされた時は資金繰りがしたかったわけではありません。本来は自社で作っているものを世の中に広めたいですとか、みんなに知ってもらいたいというのを、思っておられて、事業や経営をスタートされたり、引き継いだりされています。

    ただ実際、社長という役職につくと、従業員の給与もありますし、支払いも回ってきますし、手形を振っていればその決済も回ってきますしと、財務面ばかりに時間がとられてしまい、やりたい営業や商品開発には、だいたい1週間のうち1日ぐらい、時間にすると2割くらいしか当てられない。それ以外の8割の時間は銀行を回ったり、知り合いを回ったりと、あちこち駆け回っている方が殆どです。

    私の仕事のひとつはその8割の煩わしさを軽減してあげることです。 社長としては今まで2割しか出来ていなかったことをフルに出来る訳ですから、必然的に売上は上がりますよね。2割しか動けなかったのが5倍になる訳ですから。
    仕事の上で必要なもの
    コンサルに必要なのは知識半分、心理学と言うか人の心半分かなと思います。

    私は今年で11年目になりますが、最初はやっぱり、右も左も分かりませんでした。農学部出身ですし、経営や経済のことも一切わからない状態からスタートしましたので、まずは与えられた仕事をひとつずつ、その場その場を一生懸命に取り組みました。

    3年目から今の中小企業コンサルティング事業本部で中小企業のバックオフィス、つまり管理部だったり経理部だったり財務部だったりを担当する事業部に異動しました。1、2年目に担当させていただいた規模より少し大きい企業で、また違った問題があり、すごく勉強になりました。ひとつひとつ悩みが見えてくる中で、人に動いてもわらないといけなくなり、人の気持ちを考えるようになりました。

    知識も確かに必要ですがそれ以上に「この人はどう考えているのか。どこをどういう風に褒めれば動いてくれるのか。」ということを考えないといけない。あるいは怒ってあげないといけない。 コンサルティングですので、お金をいただいていますけど、指導という意味では厳しくしなければいけないですし、社長職はなかなか、他人からきつく言われることがないですから、そこのところにありがたみを感じていただいている企業様も多いかなと思います。そういう意味で知識半分、心理学というか人の心半分かなと思います。
    この仕事に向いている人
    ある程度広く、深くとは言わないけれどそこそこ深く、物事を知っておく必要があります。やっぱり知らないことが出てくると、そこだけに限定された知識で指導しようとしてしまいます。それはお互いにとって良いことが無いかなと思います。

    自分も新しいことをどんどん開拓して守備範囲を広げていく、そして企業様からのご質問に対してわからないことがあれば、次に答えられるようにしておく。そういう積み重ねが必要かなと思います。 素直に分からないことは分からないと言えるかどうか、ということも非常に重要ですね。曖昧な回答をしてしまって、それが経営の判断を見誤らせてしまうということは非常にリスクが大きい。ですから持ち帰って調べてから正しい情報をご提供する。分からないことを分からないと言えるかどうかも重要かなと思っています。

    勉強するのが嫌いとなるとちょっと厳しいかもしれないですが、人に何か喜んでもらえることが好きだという人であれば、この仕事に向いていると思います。体育会系のノリの人が多いですから、一緒にワイワイやっていけると思います。みんな若いので、大学の延長の形を想像していただいて、もう少し厳しい感じですけれども、厳しくそして楽しい。これが本当の楽しさだと思います。
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