どーして財務諸表を寝かせ読み?
これは私がはじめて会計を勉強しようと思ったときの体験から生まれました。
勉強を始めた時に「自己資本比率」という言葉を聞いてどうもピンと
こなかったのです。
「比率は高いほうがいい」というのはどういったことなのか?
この辺が、数学の大の苦手であった私には「割り算」で説明を受けても
スっと腹に落ちない。そんな状態が続きました。
また、貸借対照表を覚えるときにもつまづきました。
右は「資産」で左が「資金の調達先」
資本金3000万円は常に銀行に3000万円預けているわけではない。
なんじゃこれは?と思いました。
やがて、小学生の子供に算数の分数を教えているときにひらめいたのです。
分母が「土台」で分子が「上もの」。
貸借対照表、ひいては簿記の右左という固定観念からの脱却の瞬間です。
上が軽くて下が重い。これはもはや本能的に植え付けられている概念です。
右がアクセルで左がブレーキよりも自然です。
貸借対照表は寝かせたほうが理解しやすいぞ、と気がついたのでした。
そこで、早速、小さな300円くらいのホワイトボードを買ってきて
簿記をご存じない、決算書を読むのが嫌いな社長さん達に説明して
みました。
これが効果テキメン!
「おお。これは判りやすいぞ!」と絶賛されました。
そこで調子にのって今度は損益計算書の逆さ読みを思いつきました。
正直、「逆さ読み」は寝かせ読みほど革命的ではありません。
それでも、借金の返済をベースに逆算することは重要なので説明に
使いました。これも非常に判りやすいと言っていただきました。
それから、セミナーでも面談でも使用するようになったのです。