正規分布
ものの本によりますと、江戸時代この国では貨幣経済と米(コメ)経済の
綱引きがあって結局、米経済が勝利したと記されています。
しかし、ものの価値を貨幣に置き換えることが常識となっった我々から
すると米経済はとても奇異に映ります。
凶作や豊作によってその国のGDPや貨幣量(コメという価値代替手段)が
変化するというのはまったくもって危なっかしく、そんなものを政府(
当時は幕府)がコントロールするなんていうのは絶対に無理な話だった
だろうと感じてしまいます。そういった意味ではコメ経済を必死に支え
ようとした幕府の役人たちが不憫にも思えてきます。
しかし現代、この貨幣経済を必死にコントロールしようとする政府の姿は
、幕府の役人とどこまで違うのかと思うのです。幕府の役人とあんまり
変わらないではないだろうかと。
金融商品の価値を判定するのはファイナンス理論です。このファイナンス
理論を下支えしているのは統計学です。そのなかでも中心的な役割を果たし
ているのが「正規分布」(normal distribution)」による判定です。
実際、勉強するとすぐに疑問が沸きます。【本当に母集団は正規分布に
近似しているのだろうか?】という疑問です。
あと何年かすぎたら、歴史の教科書に「21世紀当時の人々は正規分布を
信仰し確率によって経済をコンとロールできると疑わなかった」と書か
れるかもしれませんね。